プチグレン

Citrus aurantium ssp. amara
ミカン科、葉、水蒸気蒸留
イタリア、パラグアイ

初めて聞いたとき、名前の印象から小さい粒…何かの種?って思った

オレンジ・ビターの葉の精油だった。。。
由来は諸説あるようで割愛

愛着も何もなかったけど、インストラクターになるにあたっての口述試験のテーマとしてお知らせを受けてから必死になって文献を漁ったのを憶えています。
そして知るにつれて“この精油すごーい、使える~”となり、今ではスタメン入りしてます

写真はミカンね。同じミカン科

柑橘類の精油はどうしても果皮からのものの印象が強いけど、ネロリという同じオレンジ・ビターの花部から採られた精油もあるし、プチグレンのように葉から採られるものもある。ミカン科、大活躍ですね。

こちらは花。ネロリの材料。いい香り♪

主要有効成分
エステル類:
 酢酸リナリル 45-55%
 アントラニル酸ジメチル 微量
モノテルペンアルコール類:
 リナロール 20-30%
 α-テルピネオール 4-10%

成分的には上記にモノテルペン炭化水素類の成分が10-20%程度入っていて、成分表はそんなに複雑じゃない。
特筆すべきは微量含まれるアントラニル酸ジメチル
これはプチグレン、マンダリンくらいにしか入っていない成分
後で触れます。

特性
(神経性の)鎮痙攣作用 ++++
神経バランス回復作用 +++
抗アドレナリン作用 +++
リラックス作用 +++
自律神経調整作用 +++
誘眠作用 +++
抗炎症作用 +++
鎮静作用 +++
抗うつ作用 +++
精神活性作用 +++
瘢痕形成作用 +++
皮膚組織再生作用 +++
抗菌・抗感染症作用 ++
健胃作用 ++

エステル類とモノテルペンアルコール類の特性がしっかり出ていますね~

そして“アントラニル酸ジメチル”の効果!
アントラニル酸ジメチルは「セロトニン性合成に関係の強い抗不安作用」を固有作用として持っています。微量だとしてもこの作用は強く現れます

セロトニンとはハッピーホルモン、幸せホルモンなんて言われたりもする脳内伝達物質のひとつです。
私たちの体温調節や睡眠などの生理機能に関わっていたり、ドーパミンやノルアドレナリンといった感情の情報をコントロールし、神経を安定させてくれる働きを持っています。
実際に“セロトニンの量を増やす”と謳った抗うつ剤が使用されているほど、このセロトニンというものは非常に強い抗不安作用を持っています。

上記の特性とアントラニル酸ジメチル、このプチグレン精油は心身のリラクゼーション目的に使うにはとっても強い味方なんです。
香りの印象も、単体で良い香り~って訳ではない(あくまで私の印象)けど、他の香りを邪魔しないタイプなので、いろいろブレンドしやすい♪

とかく人間は気付かないうちにストレスを感じ、それが体調に現れるものです。
この精油の適用例に下記のものがあります

主要適用例
自律神経失調症、化膿性ニキビ、痙攣性の咳、神経が原因の筋肉痙攣、発汗過多、興奮・動揺、不眠症、精神的疲労、頻拍、不整脈、期外収縮、胃痛、胃酸過多、月経困難症、湿疹・・・

上記、原因は神経性の疲労、ストレスなんですよね。
ストレスが緩和されれば上記の身体に現れる不調も改善されていくはず。(他の病気が原因で同じような症状が出ている場合は違うでしょうが)

なにはともあれストレスは現代社会を生きていく上で絶対になくならないもの、うまく付き合っていかなくてはならないものなので、そのコントロール力がカギを握ります。
気付かずに忍び寄るストレスは、自分でも気づかずに対処できるよう、精油を上手く使っていくのも一つの手ではないかな。

ちなみに・・・
オレンジ・ビターではないけれど同じミカン科ミカン属のコブミカンの葉、バイマクルーという食材があります。

これ、バイマクルー。コブミカンの葉

原産はタイやマレーシア
ハーブとして使われていて、トムヤムクンのあの爽やかな香りを出しているのがこのバイマクルーだそう。知らなかった~
詳しい成分は調べてないからアントラニル酸ジメチルが入っているかは不明だけど、同じミカン科ミカン属だし、こうやって食で取り入れるのは良いことよね♪
実際にコブミカンの果実はインドネシアでは“薬のミカン”という意味の名前で呼ばれていて果皮から採られる精油には強力な殺虫効果があるそうです。
そして葉には変異原物質に対して強い抗変異原性を示すことが分かっていて発がんリスクを低減させることができると考えられているそうです。興味深い。

山椒もミカン科なんですよ

まぁ、なんにしても堅苦しく考えずに、これは良い香りでさらに自分の美容と健康に良いんだ♪と思って取り入れて無駄なことは考えないのが一番!
良い香りを嗅いで美味しいと感じるものを食べて、良く寝る。
特に生活の自粛が強いられている今、知らず知らずのうちにストレスを抱え、運動不足で心と体が病んでいる方が多いです。
いま、美味しい柑橘類がスーパーにたくさん出ているので助けてもらいましょ♪

山椒の実をよく見るとブツブツしてミニミカンみたいですよね

あ、ちなみにピリリと良い香りの山椒もミカン科ですよ
美味しい食事も大切ですが、食べすぎは良くありません。特に脂っぽい食事の際には胃もたれや消化不良に良いとされる山椒を香辛料として使うのも、デザートにオレンジを食べて消化・蠕動運動促進を期待するのも良いですね。

ネロリ ウォーター

Citrus aurantium ssp.amara
ミカン科 花 水蒸気蒸留

3月頃から新型コロナウイルス影響で外にほぼ出ない生活が始まり、もともと必要時以外は化粧をしない人だった上に更に化粧の必要がなくなった。
人と会うにしてもマスクをするのでノーメイク、外に出ない日は顔さえ洗わない様な日を過ごしている。

そんな中でも乾燥肌なので、保湿だけは気をつかう。
ただ、手はかけたくないのでお風呂上がりの化粧水をネロリウォーターにしている。

アロマテラピー実践者だけど、他の意識高い人のように何でも時間をかけて自作するタイプではないので、普段はもっぱら市販の化粧水。
ただ、外に行かないので化粧水のストックもなくなり、できるだけECサイトも使いたくない(配達していただくとゴミが出るのであまり好きではない)自作できる自分で良かったなぁなんて少し思ったり。

香りの印象からローズマリーウォーターが一番好きだけど、なんだか油分を持っていかれる感じで肌がめちゃくちゃつっぱるので、在庫整理もかねてドライのネロリを蒸留

組成成分
リナロール、α-テルピネオール、フェニルエチルアルコール、テルピネン-4-オール など・・・

精油と同じ成分が入っている場合もあるけど水溶性の成分が含まれているので、同じ植物でも違う性質があって面白いし、何よりハーブウォーターは何もしないで弱酸性なので肌に直接使える事、飲用しても(あくまで自分で作ってるので自己責任)良いので扱いやすいのが好き

推定効能
・収斂作用、肌の引き締め
・中枢神経の鎮静、ストレス緩和
・胆汁分泌促進、消化を助ける

本当は精油のネロリも使いたいんだけど、高価なので、ウォーター自作で我慢

この春、寝付けない日々が続いていたけど、ネロリウォーターを使うようになってからまた安眠生活に戻った感じ。
ネロリのおかげとは言わないけど、実際に気分を落ち着かせる成分が入っているのは事実だから前向きに捉えよう。
良い意味で作用するプラセボ効果は大事だわ。

あと、夜食に柑橘類を食べるのもきっと良い効果。
こちらは実際に油分も含んでるし、体内に入れるから効果も実感しやすい

ネロリは高価なのでいつもは乾燥の花びらを買って使うけど、いつかネロリのお花摘みに行きたいなぁ。今年は果樹園も人の受け入れはしてくれなさそうだから、早くても来年…

それまでにこのウイルスは収まるのか…
不安だけど、今は待つしかないかな

引きこもりの間、少ない物資だけど疲れたお肌の回復にはいい期間だから
ゆっくり休んで美肌に取り組もう♪
ファスティングにもいいかもね~(しないけど ^-^)

電子座標

アロマについて本を読んだり少し詳しく知っていこうとすると、この“電子座標”というワードが出てきます

芳香成分を分類してあり、その芳香成分がどんな性質を持っているかをざっくりと座標軸に乗せて視覚で認識できるようになっているグラフです

銅板に芳香分子を乗せ電気刺激を加え、どのあたりに分布(帯電)しているかでその芳香成分の質を見ていくものです。

極性の有無(極性・湿/親水性と無極性・乾/疎水性で表されます)が横軸、縦軸は+(強壮作用)と-(鎮静作用)で表されます

ここで聞き流してしまいそうなのが“極性”
図の左側は“極性分子”で親水性の性質を持っていて右側は“無極性”で疎水性の性質です

初めて聞いた時、なんのこっちゃ?って感じでしたね

だって、精油なんですよ、精「油」
全部の種類が疎水性だと思ってました。油なんだから

でも違うんです、あくまでも芳香性分子の分類なので、成分的に(分子式・構造式を見れば分かります)疎水性の性質なのか、親水性の性質なのか、という事なんです

まず、親水性
水に溶けやすい、相性がいい、という事ですよね

水はH₂O、H-O-Hと表しますね
そして水は分子の中に部分的にプラスとマイナスの電気が存在する極性分子です。
長くなるので説明は端折りますが、とにかく水は極性であり親水性(水ですからね)

構造式のH-O-Hに注目してください

そして、HとOが含まれているもの、構造式でその並びが似ているものが混ざりやすいと考えるとわかりやすいです

例えば、ウイスキーなどのお酒は水割りにできますよね
エタノールの化学式はC₂H₅OH(場合によってはC₂H₆O)と書きます
最後のOHは水酸基(ヒドロキシ基)といわれる官能基です

右端の O-H 水の構造式内にもありますよね

この水酸基(ヒドロキシ基)は水の分子構造と同じ O-H の部分を持っていることから水に混ざりやすい性質を持っていて「親水基」とも呼ばれます

一方でエタノールには植物油と同じように炭素原子と水素原子の塊(上の構造式の左側)もあり、こちらは親水基に対して疎水基と呼ばれます

疎水基と親水基の大きさなどにより、どちらの影響が強く出るかによって親水性なのか疎水性なのかがきまります

官能基は種類によって疎水性か親水性かが決まっていますので覚えておくと楽ですね

親水性
-OH 水酸基/アルコール類、フェノール類
-CHO アルデヒド基/アルデヒド類
-CO- ケトン基/ケトン類

疎水性
-COO- エステル結合/エステル類、ラクトン類、クマリン類
-O- エーテル結合/オキサイド類

芳香成分は親水性の官能基を持つものも多いですが、疎水性の炭化水素基の影響の方が強く出ているものの方が多いです、そのため水に溶けにくく、オイルに溶けやすいのです
アロマクラフトも一番簡単なのはキャリアオイルに混ぜ込むことですものね

先ほどのエタノールは他の溶媒と比べて親水基と疎水基のバランスが良い分子です
そのため本来は疎水性である芳香性分子もエタノールを介して水に混ぜることができます
いきなり直接混ぜることはできませんが、精油をエタノールに混ぜた後に水を加えることで混ぜることができます。
お部屋のルームスプレーなどはこの手順で作っていきます

さて次に縦軸

縦軸は作用を表しています。
鎮静⇔強壮 です

マイナス側は鎮静作用を表していて
精神的に安らぎを与えてくれる、怒りを鎮めてくれる
身体的には血圧を下げてくれる、痛みを鎮めてくれる
といった作用が期待できます

プラス側は強壮作用を表し
気分的に元気づけてくれる
停滞している血流などを動かしてくれる
身体の強壮、外敵から身を守るために抗菌、抗ウイルスなど
といった作用が期待できます

ひとつの精油は一つの芳香成分ではなく精油によっては200以上の芳香性分子から構成されているものもあります、どの成分が多くて、どういった構成になっているかをしっかり見極めて精油の特性を判断することが大切ですね

この電子座標を体質診断と組み合わせて今の自分に合った精油をブレンドすれば体質改善や精神の安定、リラックス効果の向上、痩身などに応用できますね

アロマのブレンドなどを組み立てていく基礎にもなりますので、芳香成分と共にどの分類が座標のどの辺りに帯電しているかも忘れないように覚えておくことが大事ですね

セスキテルペン炭化水素類

イソプレン骨格からなるテルペン系化合物の中でイソプレン(C₅H₈)が3つ結合したC₁₅H₂₄の芳香分子を持つグループです
分子量は204でモノテルペン炭化水素類より大きいため、それと比べると揮発性が低く皮膚への浸透もしにくいことが考えられますね

炭化水素類なので官能基を持っていなくて酸素も含まないグループでほとんどが不飽和結合も持っています。テルペン系なので特に不飽和のものは分子名の語尾が en(エン)です

電子座標の中でプラスからマイナスに跨って分布していて、芳香分子がプラスかマイナスかによって芳香性分類の主な作用が異なります。
ただ、中にはどちらにも偏っていない分子や不明な分子もあります
このさき解明されていくのが楽しみですね

芳香性分類の主な作用(−)
鎮静+++
抗炎症+++

芳香性分類の主な作用(+)
強壮+++
刺激+++

電子座標上でプラスとマイナスに跨っているのはこのセスキテルペン炭化水素類くらいです(ラクトン類もまたがっていますがセスキテルペン炭化水素類ほど差がないです)

では芳香性分類の主な分子とその固有作用

セスキテルペン炭化水素類(-)

セスキテルペン炭化水素類(-)の代表格
カモマイル・ジャーマン。黄色い部分がポッコリ出ているのが特徴
カモマイル・ローマンと間違えないように!!

β-、γ-、δ-エレメン
 鎮痙攣、抗炎症
 β-、カタフレイ
 γ-、ペッパー(微量)
 δ-、ミルラ(微量)

カマズレン
 抗アレルギー、抗ヒスタミン、抗炎症、鎮掻痒、皮膚組織再生作用
 カモマイル・ジャーマン、タナセタム、ヤロー

α-ジンギベレン
 催淫、消化促進作用
 ジンジャー

ジンジャーも代表格
精油じゃなくても食事に取り入れるのが簡単だから身近よね
ジンギベレンには消化液の分泌腺を刺激して消化促進させる効果がある。食べすぎ注意‼

β-セスキフェランドレン
 抗カタル作用
 ジンジャー

α-ファルネセン
 イランイラン、ジャスミン、ジンジャー

やはり(-)の分子なので鎮める作用が多いですね
そして

セスキテルペン炭化水素類(+)の分子と固有作用

イランイランは+と-の分子、両方持ってます

β-カリオフィレン
 イランイラン、タイム・サツレオイデス、ペッパー、ヤロー
 レモンバーベナ、レモンバーム

α-、β-セドレン
 リンパ強壮、静脈強壮、鬱滞除去
 シダー

α-、β-パチュレン
 スパイクナード、パチュリー

α-、β-、γ-ヒマカレン
 リンパ強壮、静脈強壮、鬱滞除去
 アトラスシダー、ヒマラヤスギ

ヒマラヤスギ
+分子のものは巡りを良くする作用が多いですね

α-ブルネセン
 リンパ強壮、静脈強壮、鬱滞除去
 パチュリー

+の分子は電子座標上でモノテルペン炭化水素に近いことからも分かるように、鬱滞除去系の力が強いですね
モノテルペン炭化水素類は揮発性が高いので鬱滞除去を目的に使うならセスキテルペン炭化水素類もブレンドして使うと持続性が上がりそうですね

モノテルペン炭化水素類

精油は大きくテルペン系・芳香族・脂肪族の3タイプと官能基との組み合わせによって特徴を大まかに区別出来ます

多くの精油に含まれますが樹木系・柑橘類果皮から採られる精油に特に多く含まれています
その他テルペン系を骨格に持つ芳香性分子は非常に多いためアロマテラピーの化学を学ぶ上ではとっても重要な存在です

テルペン系化合物はまず基本骨格のイソプレンを理解する必要があります

分子式はC₅H₈
分子量 12×5+1×8₌68

イソプレンは上記のように表され、通常は単独では存在せず2個以上が結合して存在しています
結合しているイソプレンの数によって名前が異なります

・モノテルペン →イソプレン×2個
  (C₅H₈)₂ → C₁₀H₁₆ 分子量 136
・セスキテルペン→イソプレン×3個
  (C₅H₈)₃ → C₁₅H₂₄ 分子量 204
・ジテルペン  →イソプレン×4個
  (C₅H₈)₄ → C₂₀H₃₂ 分子量 272

モノテルペン炭化水素類はイソプレン骨格が2つ結合していて分子量が136と小さいです。
分子量が小さいということは揮発性が高く、皮膚への浸透もしやすいと考えられます。

公表されているモノテルペン炭化水素類の主な作用
鬱滞除去作用+++
抗炎症作用+++
コーチゾン様作用+++
 (糖質コルチコイドが分泌された時と同じような働きで
 アレルギーを抑える働きがある)
抗ウイルス作用+++
抗菌作用++

多くの樹木系の精油に含まれていることから想像できるように
鬱滞除去の作用が有名です
樹木は太い幹の上の方まで、たくさんの枝の先まで根から吸い上げた水分を行き渡らせる力が必要です。
水分を押し流す力があるので、脚が、体がむくんでしまった…なんていう時に助けてくれる強い味方です!

体内の水分が滞ると老廃物が溜まってしまいます
体内の水分・血流を良くすると身体を流れる水分はいつもキレイな状態で保たれます。流れって大事ですよね

それから抗ウイルス・抗菌作用
昔からヒノキのお風呂やまな板がありますね、抗菌効果を狙ったものです
家も木造(別の理由もありますが)やタンスも桐
昔の人は樹木の持つ芳香成分も理解して使っていたんですね

モノテルペン炭化水素類に含まれる芳香分子の固有作用とその分子を含む精油の例

δ-3-カレン
 鎮咳作用
 アカマツ・ヨーロッパ、サイプレス、バルサムモミ、
 ブラックスプルース、ペッパー…

リモネン
 肝臓強壮・腎臓刺激・蠕動運動促進
 アカマツ・ヨーロッパ、フランキンセンス、リトセア、
 レモンバーベナ…

d-リモネン
 肝臓強壮・腎臓刺激・蠕動運動促進・血圧降下
 オレンジ・スィート、ベルガモット、レモン…

α-ピネン
 強壮作用
 アカマツ・ヨーロッパサイプレス、ジュニパー、
 ブラックスプルース、フランキンセンス…

β-ピネン
 強壮作用
 アカマツ・ヨーロッパ、クミン、タナセタム、ネロリ、パイン、
 バルサムモミ、ペッパー…

α-テルピネン、γ-テルピネン
 静脈強壮・鬱滞除去
 オレガノティートゥリー

p-サイメン
 鎮静作用(経皮による)
 オレガノ、クミン、タイム・チモール…

アロマテラピーを知らない方でもα-ピネンという言葉は聞いたことがある方も結構いらっしゃるのではないでしょうか
よく森林浴の時に感じる成分といって紹介されることもあります
森に行ったときに感じるあの清々しい香りはα-ピネンが含まれている事が多いです。私たちは知らず知らずのうちに名前や効能は知らなくても香りは嗅いで経験しているんですね

モノテルペン炭化水素類を含む精油は本当に多い
そして全体的に癖が強くなくて使いやすく、鬱滞除去作用があるのでむくみやすい女性にはうってつけ
血液や体内の水分の滞りは万病の元だと思っているから、しっかり流れを整えるのに活用していきたい分類ですね

アロマの化学の基礎

アロマテラピー・精油っていうのは、なんだかお部屋に良い香りわさせて
ゆるふわなイメージがあったりしますが、実はガチで有機化学です
ひとつの学問だと思っています

現代西洋医学で処方されるお薬の元になった成分ともいえるので、それはもう薬と一緒ですよね。ゆるふわだけで使うと危ないことにもなりえますのでご注意

もちろん、普通の方がアロマテラピーの化学なんて考える必要なんてなくて、専門の方がしっかり学んで正しい内容・使い方を伝えていけばよいのですが、イマイチ基礎を忘れてしまっていらっしゃる方、これからアロマを知りたいけど基礎がよくわからない方、そして何より私自身が初心を忘れないため、個人的辞書を作るかの如く基本的な必要情報を記しておこうと思い、しばらくは不定期でアロマの化学と各種芳香性分類について書いていこうと思っています。

そもそも香りとは

私たちが香りを感知するためにはいくつかの条件が必要です

条件を満たさないと私たちは香りを感知できません

揮発性があること
 空気と共に嗅覚細胞に達する必要があるため
・水と油分にある程度溶けること
 嗅細胞の粘膜や脂質膜を通過するため
官能基不飽和結合があること
 これは化学式で見ていきますが、香りの原因となります

香りの理解に化学が必要なわけ

精油を使う場合、それぞれの特性や禁忌事項を理解する必要があります。特徴を化学的に理解できれば酸化スピードの予測やクラフト作成時などに応用できます。これは皮膚への浸透性・吸収率、香りの経時変化などを予測するのにも必要な知識です。

アロマテラピーは有機化学

有機化学とは
簡単に言えば“炭素”を含む化合物を有機化合物と呼び、それを研究対象とするのが有機化学です

精油成分のほとんどは水素・炭素・酸素で構成されています
私たちの身体もそうです
精油に限らず衣食住、身の回りの物は有機化学の発展により支えられているものがたくさんあります

芳香性分子とは

精油の芳香性分子は、主に炭素・水素・酸素の原子が結合した分子です
原子とは、物質を構成する最小単位、もうこれ以上小さく分解できなくなった状態のものです

懐かしの表ですね

そして原子には重さがありそれを“原子量”といいます
ちなみに原子は結合手というのを持っています。この数も原子量と変わらず決まった数字なので忘れずに覚えておかないと、芳香性分子の特性が正確に理解できなくなります
これは基礎の基礎で、とっても大事な事なんです

H/水素/原子量1/結合手1
C/炭素/原子量12/結合手4
O/酸素/原子量16/結合手2

まずは水素・炭素・酸素の原子量、手の数
これをしっかり覚えていれば基礎は理解できる、応用もできる!

分子式、構造式

例えば水
水分子の分子式は H₂O
構造式は H-O-H
分子量は (1×2)+16₌18 です
基礎さえ分かっていれば分子量まで正確に導き出せます
これが分かれば皮膚への浸透やブレンド時の香りの変化などが予測できますね(分子量が小さいほど揮発性が高く、重いほど低い。また小さいほど皮膚への吸収もしやすくなります)

結合

分子は原子と原子が“結合”したものです
原子同士が何本ずつ手を繋いでいるかによって性質が変わります

単結合
原子同士が1本ずつ手を繋いでいる状態
単結合は状態が安定していて“飽和”の状態です
化学的に“不活性”とも言い、この状態から変化していかないと考えているとつかみやすいかもしれません

二重結合
原子同士が2本の手を繋いでいる状態
不安定な結合状態で“不飽和”
化学的には“活性”で反応性が高い(他の物質と結合し変化(代謝)できる状態)

もちろんさらに三重結合などもありますが、基本的考え方としてここまでを理解しておけばその先の応用はできていくかなって思ってます

この先は各種芳香性分類のひとつずつにフォーカスしていこうと思っています。
知識は同じ物資でも自分の生活を豊かにしてくれる、多方面から考えて最善の道を考えるのに役立ちます。
良い歳だからって楽するのではなく、ずっと学び続けないですね

オレガノ

Origanum compactum
シソ科、花と茎葉、水蒸気蒸留法
モロッコ

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、活用していきたい精油のひとつ

ハーブとして有名で、知らず知らずのうちに口にしている方も多いと思う
抗寄生虫作用、抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用などが強くヨーロッパでは特に肉料理の時には欠かせないハーブとなっている

肉料理、特に煮込み系にはほぼ入っていると言っても過言ではないかも

私はイタリアで各地を巡った時、特に北の方は結構肉食なのでオレガノに触れる機会は多かった。

大体こんな乾燥した形で売られているのが一般的
あとは自宅の庭やプランターで育てられてた

市場でもスーパーマーケットでも売られていてかなり身近なハーブでみんな使いこなしていたし、その役割もみんな理解して使っていた

ラグーを作るときは必ず入れる
簡単なのに店っぽい味になって褒めてもらえるの

さて、このオレガノ、シソ科で可愛らしい花を咲かせます
葉や花を見るとシソ科だなっていうのがよくわかります。

主要有効成分
フェノール類:
 カルバクロール 20-50%
 チモール    15-25%
モノテルペン炭化水素類:
 γ-テルピネン  10-30%
 p-サイメン   10-25%

まずフェノール類だけで約50%前後を占めるので強い抗寄生虫作用が期待できます。同じく抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用、強壮・刺激作用、免疫刺激作用など。

昔は今ほど生鮮食品も鮮度が良くなかったり寄生虫がいたり…今よりお腹を崩すリスクが大きかった中、肉食文化のヨーロッパの中でオレガノが食事の中で定着したハーブの理由がよく分かりますね。

精油の特性
抗感染作用+++++
抗菌作用++++
刺激作用+++
(↑↓身体・精神・性的全てにおいて)
強壮作用+++
免疫刺激作用+++
抗寄生虫作用(内部)+++
抗ウイルス作用+++
抗真菌作用+++
抗菌作用+++
殺菌作用+++

見事に感染症対策としては欲しい特性が並んでますね

フェノール類でも十分強い抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用を持っていますが、もう一つの主要成分のモノテルペン炭化水素類にも抗ウイルス作用・抗菌作用がありますので各種感染症の予防にはうってつけですね

主要適用例
感染症の鼻の疾患++++
アレルギー性の鼻の疾患++++
気管支炎++++
流行性感冒++++
副鼻腔炎++++
感染症下痢++++
尿肝炎++++
膀胱炎+++
細菌性・ウイルス性症候群+++
神経性極度疲労+++
ニキビ+++
真菌症+++
など・・・

香りの印象は良くスパイシーでハーバル系なんて言われますが、私は特段スパイシーとは感じず、“薬品”って感じの印象。でもそこまで強い香りではないので他の好きな精油とブレンドすれば意外と日常使いできると思います

実際、新型コロナウイルスという見えない恐怖に晒されている今、オレガノとクローブ、ティートゥリー、ラベンダー・アングスティフォリアをブレンドしたオイルをマスクに付けてウイルス対策をしています。
花粉症で鼻の通りが悪い方はブレンドを変えてベースはオレガノとクローブのまま、ユーカリ・グロブルスやラヴィンツァラを加えるのも良いと思います。

精油はウイルスのエンベロープに作用し無能化する効果があると認められています

あとは、精油でなくとも、ハーブウォーターでもしっかり効果が認められています。(精油とは違い親水性の芳香分子が溶け込んでいるので認められている特性などは精油と違います)

ハーブウォーターはお肌に近いpHで低刺激、原液で使えます

特に女性、ストレスなどでデリケートゾーンが荒れてしまったり、痒くなったり…そういった時はオイルでは刺激が強すぎる場合があるのでウォーターを使ってケアするのもとっても効果的です。
ニキビ症の方もお風呂上りにクローブウォーターをまずお顔にかけてからいつものスキンケアをしていただくと抗菌作用でニキビケアにもなります(ニキビの原因にもよりますので、できれば皮膚科で早めに診てもらってくださいね)

また、精油が手元にない方も、ブレンドするのが面倒な方も、オレガノは食べられるハーブでもあるので、精油でなくてもお料理に入れることで体に取り入れられます。

基本的にどんなハーブも体に良い物ばかり。いろいろ取り入れてくださいね

直接体の中に取り入れることによってお腹の中から免疫向上!
お腹の調子が良ければ各種感染症にもかかりにくいんですよ
後は精油を植物油とブレンドした錠剤も売られています。感染症対策に定期的に服用されている方もいらっしゃり、こちらも便利(薬ではなくサプリメントなので健康補助食品として摂取できます)

それぞれのライフスタイルに合った方法で是非とりいれてみてくださいね

【アロマ講座】体質診断から導き出す“今の自分に必要な香り”

どんな講座なの?

生まれ持っての身体の性質(遺伝やいつ何処で生まれたか)と今まで生きてきた中で形成された性格(考え方や動き方)、今の心身の状態を診断し、今あなたに必要な成分を導き出し生活に役立てていく講座です
合うアロマ以外にも取り入れた方がいい食材なども指導いたします

①四体液理論
古代インドのアーユルヴェーダから発祥しギリシャを経由して19世紀頃
まで西洋で広く支持された四体液説 (多血質、粘液質、胆汁質、憂鬱質)
の4種類を人間の基本体液とする体液病理説( humoral pathology)
そこから発展したシュタイナー教育で現在でも使われる気質4分類も使っていきます

人を火・水・風・土の 4大元素になぞらえて分類

②医療星占術
中世ヨーロッパで四体液説と結び付けられ支持された医療星占術(出生時の星の位置がその人の体液の偏りや気質を決定すると考えられ、体調の診断・治療に一般的に利用されてきた)
→これを発展させたエレメントマトリックス理論を使っていきます

12星座を4体質理論に落とし込んで分類

③芳香療法
植物の持つ芳香成分を心身の不調の緩和に利用するアロマテラピー
一般的に日本ではリラクゼーションのイメージが強いですが、ヨーロッパでは医療として確立されています
(日本でも近年では臨床データも多く、効果が立証されてきています)

上の理論で分けられた体質と現状の問診で体質改善・QOL向上に役立つ芳香性分子を探る

主に上の3つを合わせ
まずは生まれ持った体質・気質を診断
そして現状、メンタル・フィジカルの状態を問診
そこから導き出した今のご自身が求める香りを導き出し、ご自身の生活スタイルの中で使いやすい形(ルームフレグランス、ボディケアオイル、バスオイル、香水など…)にクラフト作成をし生活に取り入れていただきます

こんなことも!

診断には今現在の体調の問診と、生年月日から導き出す生まれ持っての性質があります。ご本人様だけでなく、気になる人(仲良くなりたい人、どうしても相性が悪くて避けたい・対処に困る人、反抗期で対応に困っているご家族など)の生年月日も分かれば、その方の気質も割り出しより具体的な関係性向上のための対処法をアドバイスをさせていただけますよ

相手の気質や思考・行動の方向性が分かれば先手を打った対処ができる

体調はメンタルに大きく左右されます
メンタルは“香り”である程度コントロールすることができます(自分も他人も)
(もちろんメンタルだけでなく、体調も香りで変わります)

↓こんな方は一度ご自身の本来の気質・体質と今現在の状況にギャップがあり
歪みが出ているせいで体調に影響しているのかもしれませんね↓

・説明がつかないけど体調がすぐれない、パッとしない
・イライラや不調原因は分かっていても物理的に自分で状況が変えられない
・眠れない
・太った
・職場で嫌な人がいるけど付き合っていかないといけない
・体質を変えたい・・・

エレメントマトリックス、アロマ…代替療法といわれる分野でいわゆる日本で一般的な現代西洋医学ではありません。
でも現代西洋医学の白い薬に頼らずに、副作用なしで体の根本から心身ともに変わっていく実感がありますよ。

ご自身の体質が分かるだけでもこの先の生活で気を付けるべき点が見えてきます。一度体験してみてください

講座費用

1時間/2,000円(クラフト作成希望の場合、別途材料費1,000円)
2時間/2,500円(クラフト作成希望の場合、別途材料費1,000円)
※体質診断と説明がありますので2時間をおすすめします
※個人でも複数人でも可
※10名以上の場合は割引いたします、事前にご連絡ください

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シナモン・カッシア

Cinnamum cassia
クスノキ科、葉付き小枝、水蒸気蒸留
ベトナム・中国

小さい頃、好きじゃなかったなぁ…この香り
甘いと思わせて結構スパイシーで何よりもその強さ、鼻から香りが離れなくて子供のころは嫌だったなぁ

今でも得意じゃなくてシナモンロールやクリスマス時期のシナモンジンジャークッキー、シナモン入りのアップルパイは結構避けてる
でも、女性は結構好きな方多い印象。あれだけたくさんのシナモンスイーツがあるくらいだから。

好きな女性が多いのも少し頷けるのは、約80%前後含まれるケイ皮アルデヒドには加温効果があり、精油全体の特性として血液流動促進作用があり冷え性改善に使用されたりする精油なので、無意識的に求める・好きと感じる方が多いのかも。女性は冷えている方、多いですからね。

主要有効成分
芳香族アルデヒド類:ケイ皮アルデヒド 75-90%
エステル類:酢酸シンナミル tr.-15%
ラクトン類:クマリン類:クマリン tr.-10%

似た精油にシナモン(樹皮)というのがあるけど、名前の通りこれは樹皮から抽出された精油で、成分が少し違います
後は葉から抽出された精油もあります。面倒ですね。でもそれぞれに成分が違うのでより目的に合ったものを選んで使えるのは利点ですよね。
また、抽出部位が違えば成分が違う、成分が違えば同じ植物でも分けて考えねば。というのはケモタイプの考え方の一つ。


特徴的なのはシナモン・カッシアの方には少しだけどクマリンが含まれていること。クマリンは桜の香りとして有名な芳香成分。桜餅の香りと思えば想像がつきやすいです。
そして抗ウィルス作用での適用例が一番多いのもシナモン・カッシア
熱帯性の感染症(コレラ・チフス・マラリア・赤痢)など、ほかの精油では効果が難しい疾患にも適しているとのこと。これは多く含んでいる芳香族アルデヒドがフェノール類と並んで非常に強力な抗ウィルス・抗菌・抗真菌作用を持っているから

特性・適用例
抗菌作用(他の精油と比べてトップレベル)
抗感染作用、抗真菌作用、抗寄生虫作用(内部)、抗ウィルス作用、発酵抑制作用(胃や腸などで細菌による発酵を抑制)
強壮・刺激作用(身体的・精神的・性的)、充血作用、免疫刺激作用、催淫作用
血液凝固阻止作用、血液流動促進作用、通経作用、子宮収縮作用、呼吸器刺激作用、神経刺激作用

とにかく上記、見るだけで強そうな精油ってのが伝わりますよね
私は以前、冷え性対策のボディオイルを作ろうとシナモン・カッシアの精油を買ったものの、香りが強すぎて、そして元々好みの香りじゃないので使いづらくて何とか消費するためにコットンに数滴たらして靴箱に入れていました。
シューズクローゼットや靴箱にはティートゥリーが使われるのをよく聞きますが、ティーツリーは使い道がたくさんあってすぐに消費するタイプの精油なので消費期限が過ぎているとかではない限り、部屋の空気やスキンケアのために使いたいところです。
香りもミドルノートで結構長持ちするのでなかなか良かったような気がしています(箱を開けた時のシナモンの香りは本来好みではない私からするとそんなに嬉しくないですが、靴に香りが付くわけではないのでOKとしました)

特性・適用例
あらゆる種類・場所の感染症(呼吸器・気管支炎・重い流行性感冒)
膀胱炎・尿道円・白帯下性膣炎・ニキビ・ヨウ・皮膚真菌症
寄生虫疾患・マラリア・下痢・チフス・アメーバ症・赤痢
白帯下・揮発性月経・インポテンス・無気力・鬱
歯肉炎・膿漏・膿瘍・
極度の疲労・ダイエット・肥満など・・・

やはり強い抗菌・抗真菌・抗寄生虫・抗ウィルス・抗感染症の特性を持っているので皮膚や粘膜の抗菌に期待できますね
今、新型コロナウィルスが話題ですが私はマスクはしていませんしこの先も風邪などひかない限りはしないと思います。
その代わりといってはなんですが、シナモン・カッシア精油を調合したコメヌカ油をハンドケア、フェイスケア、ボディケアと体のいろんな部分に使っています。
気管支などへの影響も考え、温まって血液流動促進作用も効果を発揮しますし全身から精油を取り込めるのでこの時期はバスオイルとして使うのも効果的ですね。ついでにお風呂の防カビ効果にもなります♪

ただ、禁忌事項があります
ケイ皮アルデヒドは皮膚刺激が強く皮膚を荒らす危険があるので10%以下に希釈して、広範囲に使用しないでください。
子宮や皮膚への影響を考えて妊婦さんは使用しないでください

結構しっかりとした香りで好き嫌いは別れそうですが冬に使うのが特に良い精油だと思います、みなさん使ってみては?

ティートゥリー

Malaleuca alternifolia
フトモモ科、葉、水蒸気蒸留
オーストラリア、ザンビア、南アフリカ共和国

今年は新型コロナウィルスの流行で心配をされている方も多いですね
私も人と会う事が多いですし電車にも乗るので毎日不特定多数の人と接触する日々です。新型ウィルスでなくてもこの時期インフルエンザや溶連菌など注意が必要です

精油の中で感染症予防といえば多くの方がティートゥリーを思い浮かべると思います。
アロマテラピーをする方ではどれか1本だけ精油を選ぶならラベンダー・アングスティフォリアかティートゥリーが断トツの人気だそうです。

実は私はあまり好きな香りではないと感じていましたがその効能ゆえ使い続けていたら慣れたのかだんだん好きになってきました

主要有効成分
モノテルペン炭化水素類
 γ-テルピネン 15-25%
 α-テルピネン 5-15%
モノテルペンアルコール類
 テルピネン-4-オール 34-45%

抗菌作用、抗ウィルス作用を持つモノテルペンアルコール類、モノテルペン炭化水素類、酸化物類が含まれているので全体的に広範囲の感染症に効果が期待できますね。またモノテルペンアルコール類などの強壮作用により免疫向上に効果が期待できるそう。
テルピネン-4-オールには精神面で副交感神経の強壮効果があるといわれているので風邪などの症状が出てしまった後でも回復のために使用するのも良いと思います。

精油の特性・適用
抗菌・殺菌作用/細菌・大腸菌・連鎖球菌・プロテウス菌属・カンジダ菌・ブドウ球菌など
抗ウィルス作用・抗真菌作用・抗寄生虫作用・免疫調整作用・神経強壮作用・衰弱(無力症)回復作用・放射線からの皮膚保護作用・皮膚の抗炎症作用など

冬など感染症対策に使う事も多いですが、私は急に皮膚にデキモノが出来てしまったときや虫刺されの時、またプールや温泉に行った後の自宅での入浴の際に入浴剤として使ったりしています。

女性に多い膀胱炎の際も座浴に使ったりするのもオススメらしいです。
禁忌事項のない精油で部分的・少量であれば原液使用も可能ですので安心して使える精油の一種でお湯に1滴たらして毎日うがいをするのも感染症予防に効果的ですね。
安全な部類ですが注意事項として3歳未満の乳幼児や敏感肌の方は10%以下に希釈して使用することが望ましいとされていますので、該当の方はご注意ください。

香りはフトモモ科だけあってユーカリに似たフレッシュな感じでその中に少しスパイシーさもあります。最初は薬臭い印象でしたが慣れると爽やかに感じるようになりました。
トップノートで癖がないのでルームフレグランスや化粧品に使うのもよさそうですね。私はトイレの消臭剤代わりに季節毎に他の精油とブレンドして使っています。

賢く使ってこの冬を健康に乗り越えたいですね♪